セミリタイアや幸せ、その他いろんなことを考えるミドル、yassiのブログ

セミリタイア・仕事・健康・お金・家族・人間関係・趣味教養

リタイア・セミリタイア後はさみしいのか?

大橋巨泉さんはレギュラー番組を降板し、


余生をセミリタイア生活として送りました。


人気のある番組を降板することが当時の日本として画期的であったことは


昨日書いた通りです。


では、


あとを追うようにリタイアした、


久米広、上岡龍太郎両氏はどうだったか。


結論から言うと、


久米広はメディアに戻ってきましたが、


ニュースステーションをやっていた時期のキレは無く、次第に見なくなりました。


一方上岡さんは好きなゴルフを思い切りやると宣言して、


どうやらそうしているらしいです。メディアでもほとんど見かけません。


上岡さん、ちょっとで良いのでカンバックしてくれないですかね~


あの毒舌、独自の理論が聞きたいのは私だけではないはずです!!


理想的なリタイア・セミリタイアのスタイルとは?

昨日は大橋巨泉さんについて書いてみました。


欧米の成功者の価値観をいち早く取り入れ具現化した点で有名人として


は日本でのセミリタイアの第一人者と言えると思います。


英語が堪能で、欧米の事情に詳しい巨泉さんならではです。


さて、そのスタイルは、ご存知の方も多いかと思いますが、


ざっくりいうと


春・秋 日本


夏   カナダ


冬   オーストラリア


で生活するというものです。


避暑・避寒を前提に、


オーストラリア・カナダに経営するギフトショップと自宅を構え、


滞在中にその社長業をこなし、


日本に帰ってきた際には日本食や桜を楽しむ傍ら、


テレビ等のマスコミに出演するといなんともゴージャスなスタイルでした。


完全に仕事をやめるのではなく、人生の優先順位を掲げ、


レギュラー番組を自ら降板されました。


当時では当たり前だった、生涯現役・仕事第一の当時の日本人の価値観を


(巨泉さんは健康・パートナー・自分の時間や楽しみそのあとに仕事だったと思う)


変化させた生き方だと思います。


今では、仕事第一、


エコノミックアニマルと揶揄された当時の風潮とはずいぶん変化し、


子供の運動会や入学式などには積極的にお父さんも休みをとり、


それを職場で言いだしやすくなっていると思います。


大げさかもしれませんが、


巨泉さんの行動は今の日本人の価値観に大きく影響を与えたと思います。


この後、上岡竜太郎や久米広などがリタイア生活を始めることとなります。



セミリタイア・大橋巨泉スタイルについて考える

大橋巨泉スタイルについて考える前に、


大橋巨泉の人物像から考えてみます。


東京の下町に生まれ、早稲田大学中退。


ご存じ、早稲田中退は、他にも、タモリ、石田純一、小室哲也、堺正人など。。。


中退一流、留年二流、卒業三流と言われる早稲田大学の文化。


勉強に強いだけでなく、若くして自分の生きる道を見つける逞しさの象徴ですね。


巨泉さんも著書の中で「何かを表現する仕事に就きたい」と考え、


ジャズ評論家になります。


その後、一度目の結婚、家庭築くが離婚、


やがてテレビで司会者などをしながら、


週刊誌やSNSの無い時代に独身を大いに謳歌。


リタイア生活実現のために二人目の奥さんとの間には、


奥さんの反対を押し切り子供が出来ないようにパイプカットをされています。


国会議員に立候補してはすぐに辞めちゃうし、(私も当時投票しました)


普通なら考えられない身勝手も何故か容認させてしまう、


不思議な愛されキャラクターと言えます。


つらつらと書くうちに長くなりましたので、


そんな巨泉さんのセミリタイアについては次回。