理想的なリタイア・セミリタイアのスタイルとは?
昨日は大橋巨泉さんについて書いてみました。
欧米の成功者の価値観をいち早く取り入れ具現化した点で有名人として
は日本でのセミリタイアの第一人者と言えると思います。
英語が堪能で、欧米の事情に詳しい巨泉さんならではです。
さて、そのスタイルは、ご存知の方も多いかと思いますが、
ざっくりいうと
春・秋 日本
夏 カナダ
冬 オーストラリア
で生活するというものです。
避暑・避寒を前提に、
オーストラリア・カナダに経営するギフトショップと自宅を構え、
滞在中にその社長業をこなし、
日本に帰ってきた際には日本食や桜を楽しむ傍ら、
テレビ等のマスコミに出演するといなんともゴージャスなスタイルでした。
完全に仕事をやめるのではなく、人生の優先順位を掲げ、
レギュラー番組を自ら降板されました。
当時では当たり前だった、生涯現役・仕事第一の当時の日本人の価値観を
(巨泉さんは健康・パートナー・自分の時間や楽しみそのあとに仕事だったと思う)
変化させた生き方だと思います。
今では、仕事第一、
エコノミックアニマルと揶揄された当時の風潮とはずいぶん変化し、
子供の運動会や入学式などには積極的にお父さんも休みをとり、
それを職場で言いだしやすくなっていると思います。
大げさかもしれませんが、
巨泉さんの行動は今の日本人の価値観に大きく影響を与えたと思います。
この後、上岡竜太郎や久米広などがリタイア生活を始めることとなります。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。